加賀友禅をもっと好きになる

お知らせ

2024.10.31
『加賀友禅のきほん』ニュースレター Vol.1公開しました

第2回加賀友禅検定の試験問題のヒントにもなる、加賀友禅に関する最新情報をお届けする「ニュースレター」です。
毎月1回アップしますので、どうぞお見逃しなく!

ニュースレター Vol.1

2024.10.30
『加賀友禅のきほん』セミナー開催のご案内

加賀友禅検定初級・中級受験に役立つ、加賀友禅の基本を学ぶセミナーが11月10日(日)と12月14日(土)に開催されます。
両日とも初級コース・中級コースに分けて開催しますので、どなたでもぜひご応募ください!

● 開催日・締切日

第1回
開催日:2024年 11月10日(日)
締切日:2024年 11月5日(火)
第2回
開催日:2024年 12月14日(土)
締切日:2024年 12月4日(水)

※第1回・第2回とも内容は同じです

● 参加費

各コースとも7,000円
(受講料・工房見学・マイクロバス移動費を含む)
詳しくはこちらから

ご応募はこちらから
『加賀友禅のきほん』セミナー参加申込フォーム

2024.10.10
「第2回加賀友禅検定」受付スタート!

第2回加賀友禅検定(初級・中級)の受付を開始しました。
申込締切は2025年2月3日(月)となります。
加賀友禅に興味がある方、きものの知識を試したい方のお申し込みをお待ちしています。

また、初級合格者の方は、ぜひ中級試験にもチャレンジしてください!
※中級受験は初級合格者に限ります

▼ 申込受付はこちらから

2023.9.1
加賀友禅検定教本『加賀友禅のきほん』 好評発売中!

加賀友禅の歴史、特徴、文化、流通、役割などの基礎知識を、分かりやすく、丁寧にまとめました。加賀友禅を愛するすべての人におすすめの一冊です。
「加賀友禅検定」は、この本から初級は9割以上、中級は8割以上の試験問題が出題されます!
「加賀友禅検定」受験を検討されている方、必携の1冊です。
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●加賀友禅会館にて販売/石川県内「うつのみや書店」にて取扱中

加賀友禅のきほん 正誤表

もち糊とゴム糊(P.43)

× ゴム糊を使う場合は、次工程の地入れの際、生地の裏から軽く揮発油を噴霧し、
糊を落とします。
ゴム糊を使う場合は、次工程の地入れの際、生地の裏から軽く揮発油を噴霧し、
糊を生地に浸透させます。

以上訂正いたしますとともに、誤りのありましたこと、深くお詫び申し上げます。

第2回実施概要

開催日 2025年3月2日(日)
試験時間
初級
13:00 ~ 14:00(60分)
中級
15:00 ~ 16:00(60分)

※それぞれ試験開始30分前から受付を開始します。

申込期間 2024年10月10日(木)~2025年2月3日(月)
試験会場
  • ①金沢商工会議所(金沢市尾山町9-13)
  • ②加賀友禅会館(金沢市小将町8-8)
受験料
初級
一般:4,000円
学生割引:3,000円
団体割引:3,500円(5名様以上の団体/1人あたり)
中級
一般:6,500円
学生割引:5,500円
団体割引:6,000円(5名様以上の団体/1人あたり)
中級試験の受験は初級合格者に限ります
※学生割引対象者
学校教育法で定められた、学校のうち、小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、大学及び高等専門学校、 及び、専修学校、各種学校、職業能力開発大学校などに在籍する学生、生徒。 不明な点は、加賀友禅検定事務局へお問い合わせください

※団体割引による申込み方法については、加賀友禅検定事務局までお問い合わせください 加賀友禅検定事務局(加賀友禅会館内) 連絡先:076-224-5522
試験概要

出題形式

初級
全50問(1問2点)、4肢択一、マークシート方式による筆記試験
中級
全50問(1問2点)、5肢択一、マークシート方式による筆記試験

出題範囲

初級
「加賀友禅検定教本『加賀友禅のきほん』」から9割以上
さらに近年の加賀友禅のニュース・トピックから数問を出題
中級
「加賀友禅検定教本『加賀友禅のきほん』」から8割以上
さらに近年の加賀友禅のニュース・トピック、および「加賀友禅ニュースレター」(年に数回https://www.kagayuzen.or.jp/にて公開)から数問を出題

合格点

初級
70点(35問)以上
中級
76点(38問)以上

受験資格

学歴・年齢・性別・国籍などによる制限はありません。
中級試験の受験は、初級合格者に限ります。

合格発表 2025年3月中旬に受験結果を郵送にて通知します。
合格者には合わせて合格証を同封します。
申込方法 パンフレット(加賀友禅会館などに設置)またはネット販売ページより申し込み

▼ ネット申込はこちらから

サンプル問題(初級)

1問目加賀友禅の工程のひとつ「水洗い(友禅流し)」が、かつて日常的に行われていた金沢市の代表的な2つの河川といえば、犀川とどこか。
  1. 手取川
  2. 信濃川
  3. 浅野川
  4. 友禅川

解答

3.浅野川

石川県の中心都市である金沢は、犀川、浅野川の二つの河川と、卯辰山・小立野の台・寺町台の3つの台地丘陵による自然地形を巧みに活かしてつくられた城下町です

2問目『友禅』部門で重要無形文化財保持者(人間国宝)に指定されたことのある人物を以下から1人選びなさい。
  1. 談議所栄二
  2. 水野博
  3. 木村雨山
  4. 三代 徳田八十吉

解答

3.木村雨山

木村雨山は1955(昭和30)年、重要無形文化財(友禅)保持者に認定されました。1958(昭和33)年には、石川県にお越しになった昭和天皇と皇后陛下の前で、加賀友禅の工程を披露しています。

3問目加賀友禅は、加賀五彩と呼ばれる、臙脂・藍・古代紫・黄土・(   )の5色を基本とし、加賀友禅作家が独自の色合いを表現する。
(   )に当てはまる色を選びなさい。
  1. 蓬(よもぎ)
  2. 茜(あかね)
  3. 山吹(やまぶき)
  4. 草(くさ)

解答

4.草(くさ)

「草」は若草が成長して色が濃くなった緑系の色。加賀友禅は、加賀五彩と呼ばれる、臙脂・藍・古代紫・黄土・草の5色を基本に加賀友禅作家が独自の色合いを表現していきます。

加賀友禅検定とは

 金沢における友禅染、すなわち加賀友禅の歴史は、室町時代の文献にも出てくる「梅染」にまでさかのぼります。その後、加賀友禅は加賀百万石の武家文化の気風を受けて独自の発展を遂げ、昭和30年に友禅の人間国宝に認定された木村雨山(きむらうざん)をはじめ、数々の名工を輩出、江戸時代以来の伝統が今日でもほぼ継承されています。こうした加賀友禅の伝統技術をさらに継承発展させるため、石川県は1978年(昭和53)加賀友禅を県無形文化財に指定しました。
 2024年に第1回を開催した「加賀友禅検定」は、そんな加賀友禅の文化、技術、伝統を世代・地域を超えて一人でも多くの方に知っていただき、加賀友禅の魅力をさらに高めていこうというものです。加賀友禅検定をきっかけとして、加賀友禅の奥深い魅力を新たに知っていただけると幸いです。加賀友禅omotenashiの会一同

知れば知るほど、奥深い加賀友禅。
もっと加賀友禅を知ろう。